幸せになるための中国語講座

中国語と太極拳の学習記録

高倉健ドラマ チロルの挽歌

高倉健主演のドラマを続けて観たのだが

山田太一原作・脚本の本作はさきの早坂暁のものよりも

格段に優れた作品であった。

寂れゆく炭鉱の街にテーマパークを建設しようということで

出資した鉄道会社の技術者である高倉健が赴任してきたら

そこには男と逃げた妻がいた。

経済の構造転換の中で人の生活がギシギシと音をたてて

変化を迫られているさまが見事なまでに凝縮されて描かれている。

家族、夫婦、男と女の関係のあり方も陳腐な常識を超越して問題提起している。

「不倫」報道で騒いでいる人たち、なんて愚かなのだ。