2021-01-01から1年間の記事一覧
福島で避難した子どもたちが旧満州国境沿いに配置され捨て駒とされたのち、ソ連侵攻後の逃避行とオーバーラップさせて原発政策の非を問う。 田中泯、夏八木勲。
高倉健主演映画「ホタル」を観た。 田中裕子と夫婦役なのだが、大抵奥さんが死んでしまう設定なので、田中裕子って生きてるんだっけ、ほんとに死んじゃったんだっけと分からなくなり、検索してしまった。 朝鮮半島から来た人で特攻隊として命を落とした人た…
「天気の子」を見た。 子供の貧困、生きづらい子供たち、居場所のない子供たち。 ファンタジーすぎる話の展開とテーマが合致していない。 東京が水浸しになった情景は コロナウイルスが蔓延している現在と二重写しにならないこともないが。 新海誠はコツコツ…
現実のコロナ禍の時代とリンクして 人と人が家族を作り、産み育てて、 病を抱えたりして老いていく姿を 様々な視点、角度から描いている。 大変だけど家族を作りたい!と思えるようなドラマではないだろうか。 ただ、津崎家をはじめ家の中に物が多い、多すぎ…
高村薫著。新潮社刊。 日本における仏教は鎮護国家のための手段として時の権力者によって用いられた。 やがて民衆にとって現世利益の幻想投影装置となり 寺社は民衆からの収奪組織となった。 現代における信仰も同様。 いつの時代も生きるということは辛いこ…
池上彰著。祥伝社刊。 戦争がなくならない本当の理由が分かったならば それをなくせばよいのだが 本当の理由は何なのかを明確に提示しているわけでもなく したがって、戦争をなくすために何をするべきかも書かれていない。 客観的に、多面的に世界情勢を見よ…
NHK BSで放送された映画「潮騒」を観た。 主演は山口百恵と三浦友和。 吉永小百合、浜田光夫バージョンは随分前に観た。 嵐の日の監的哨でのシーンは興奮させるものがあった。 「決して色白とはいへない肌は、潮に絶えず洗腫れて滑らかに引締り、 お互ひには…